【Paris】秋のお花見。現代画家の桜の連作と紅葉の街を愛でる。

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Ajoutées 2 années by admin

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カルティエ財団で開催中の展覧会「Cherry Blossoms」を観に、秋も深まったパリの街を歩きます。
春と秋の風景を同時に愛でる。それはまるで日本の陶磁器に見られる「雲錦（うんきん）」模様を思い出させます。雲のように見える満開の桜と、錦のごとく艶やかな紅葉を一つの画像の中に描いたもので、美しく豊かな二つの季節の賛歌です。
人はそれぞれに、桜に寄せる格別な思い出があることでしょう。
この展覧会の作品は、厳しいロックダウン中のロンドンで描かれたもの。画家は桜の花の中に自分自身が迷い込んでしまうほどに、ひたすらキャンバスに向かっていたのだとか。
同時代を生きるアーティストの思い入れが、幾重にも重なる絵の具のマチエールが伝えてくれるようです。

Fondation Cartier
Damie Hirst, Cherry Blossoms
https://www.fondationcartier.com/expositions/damien-hirst